なんでせっかくの三連休なのに、こんなものを初日の夕方に入れたのかというと、いつか行きたいと思っているが思っているだけではいつになるかわからないので、「東京かわら版」で見つけたので、後先前後考えずに予約してしまったから。

さて。
会場は中野ゼロ 小ホール。中野駅から徒歩8分と微妙に遠く、歩いても歩いても着かない気がする。もちろんそんなことないんだけど。
専門学校と、ケーブルテレビの本社と、スポーツクラブを通り越すと見えてくる。
ちなみに、ここの大ホールには、以前立川志の輔を聴きに来たことがある。その時は、どこがどこだかわからなくて往生した。都会の田舎者である。

小ホールといっても550席ほどあり、結構大きい。

独演会と言っても、開口一番は二つ目の柳家花いち。ネタは元犬。初めて聴くハナシ。この人は花緑の5番目くらいの弟子らしい。

そして花緑登場。まずはマクラ。
身辺雑記というか、近所の邸宅の奥さんが家の周りを掃いたゴミを下水の蓋にばさっと捨てていて驚いたとか。

最近、魚沼に行ったらしいのだが、地元の市役所の人か誰かが、二二六事件の資料を大量にくれて困ったという話をする。
花緑の祖父である五代目柳家小さんは二二六事件の時初年兵で反乱軍に加わっていたというのは一部でつとに知られた話で、先日NHKの番組でもやったらしいのだが、それを見た魚沼の人が二二六事件の資料を大量に集めて持ってきてくれた話をさも迷惑そうに語る。

普通、こういうありがた迷惑な話は笑いというオブラートに包んでうまく伝えるものだが、本当に迷惑だったらしく、しゃれが入らない。地で迷惑がっている感じ。あんまりいい感じはしなかった。というか、そこまでいうことないだろう、という感じ。

落語は、「つる」。仲入りを挟んで「らくだ」。
熱演ではあったのだろうが、いつもと同じく話に没入できず。

会館の係員が不愉快だったな。

多分もう花緑の独演会には行かないだろう。まぁ一回行けばいいのだ。




しつもん仕事術

199005

お気に入り日記の更新

日記内を検索