ジョギング用のスニーカー、東日本大震災時に歩いて帰るときに履いていたロックポートの靴に続き、我が家にあるサンヨー製のラジオレコーダーがどうも寿命らしい。

ラジオレコーダーというのは、その、なんだ、ラジオ放送を録音できるし、タイマー設定で録音もできるし、好きな時刻にラジオの電源をオンにできるという、ワタシのようなラジオ好き、ラジオしか友達のいない私にはまさに夢のような機器なのだが、その割には買ったのは発売されてから3年くらい経ってからで、しかも正月休みの1月2日に酔っぱらった勢いでAmazonで買ったというのは内緒だ。

録音には久しく使っていなくて、毎朝のめざまし時計かわりにJ-WAVEを朝7時からかけているのだが、NHKラジオ第二の外国語講座を在宅勤務時間中に自動的に聴けるようにしようと思って久し振りにタイマー機能をいじっていたら、どうもエネループの充電機能が使えない。
このラジオレーコーダーは、当時サンヨーの技術の粋を集めたエネループがデフォルトで使う設定になっていて、充電池はエネループ限定、乾電池を使う場合は設定変更が必要、ということになっていた。

で、そのエネループへの充電できなくなっている。
「もう対応していないだろうなぁ」と思いつつ、取説に記載の電話番号にかけてみると新しい番号にかけ直すように言われ、かけてみるとパナソニックのお客様相談センターだった。

一応説明してみるが、どうもこの電話の相手先がよくわかっていないようで、クレードルのことをクライドルと言って恥じない。

ただよかったのは、19年の同型機の修理実績を教えてくれ、昨19年中の修理依頼では、殆どが部品なしで修理されずに依頼者に戻されているという。

さらに念のため、最寄りのサービスセンターに電話するようにアドバイスされ、聞いてみると、
1)修理の受け付けはできる
2)(他社でよくあるような)修理できるか否かの確認には費用はかからない(他社ではこれだけで数千円かかることがある)。さすが世界の松下。
3)修理できなかった場合、着払いで返送可能。

とのことだったが、この夢の機械だったはずのラジオレコーダー、使用しているうちに少々不満もあった。
1)USBメモリのような、パソコンのコントールパネルのようなファイル構成なのだが、一つのフォルダに入れられるファイル数に限りがあり、確か99ファイルしか入らない。99ファイルになると、ほかのフォルダにも追加できなくなる。
2)操作が独特で使いにくい。使う側としては、直感的な操作ができず、まぁ使いにくかった。
3)ワイドFM放送が始まる前の製品なので、FMの受信は90MHzまで。愛聴しているTBSラジオやニッポン放送のFM補完放送は録音どころか聴くこともできない。
また、私が住んでいるここら辺はさまざまなノイズが発生しているようで、AM放送では雑音だらけで聞くに堪えない。
ということは、TBSやニッポン放送や文化放送を録音しようと思うのならFMである必要があるが、それを聴くことができない。

ということで、2,3年前くらいから買い換えを考えてはヨドバシカメラに通い、カタログをもらって帰ってきて眺めてはため息をついては先送りにする、ということを何回も繰り返してきた。
買おうと思っては、「いや、今使っているサンヨーのラジオレコーダーがまだ使えるし、金もないし」と先送りにしていたが、どうも修理もできないみたいだし、これでやっと買い換えることができそうだ。

数年前にはパナソニックも、BCLブームだったころのラジオの「クーガー」のようなバーアンテナを回転させられるラジオレコーダーを作っていたが調べてみるととうに生産終了。

とすると、現在販売中のラジオレコーダーもいつまで販売しているかあやしいので、今月中か遅くとも今年中には買おう。

この歳で、今まで使っていたものがアレコレ壊れていくのは、新しいものに入れ替えることを考えると面倒だが、しかしもっと歳とってから壊れて使い方も覚えられないよりはずっといいだろう。



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