30年前とは限らないが、今、私が、会社に入ったばかり、または数年の若者であったなら。

1)生命保険には入らない。
これ、何回も書いているが、会社員なら健康保険に入っている。健保でカバーされる疾病、治療法、薬剤等は多岐にわたっていて、たとえがんで入院しても、月の医療費は8万円程度で収まることになっている。
生命保険に入るのは、自分が死んだら生活に困る人ができてからなので、たとえば結婚して奥さん専業主婦だとか、子どもが生まれただとか、そういうイベント以降に入ることを考えればよし。それまでは必要なし。
また、たとえ入るにしても、民間の生命保険よりは、全労済(こくみん共済)、都道府県民共済に入った方が安く済む。

2)毎月1万円から、ETFを買う。
これは、私が若かったころにはなかったような金融商品なので、今の若い人が将来にわたって財産を形成するためにはぜひともお勧めしたい。

ネット証券に口座を開く。
ちょっとここからさき若干専門的な話になるが、証券会社のwebサイトのメニューから、投資信託を選び、そのうち、ETFと分類されているものを選び、毎月1万円程度、自動的に購入するように設定する。

銀行に定期預金しても、1000千円を1年預けて数百円程度の利息しかつかない。
であれば、将来、歳とって働けなくなったり、定年になったり、したときのために、若いときから少しずつ貯金し、またその金を少しずつでも増やすことが大事。
景気は変動するので、良いときも悪いときも一定金額を買い続けることが大事。上がっているからと言って沢山買わず、下がっているからといって買うのを止めない。
なにより、サラリーマンにとって一番大事なのはきちんと仕事をすること。若いうちから株式投資にのめり込み、仕事中に抜け出してトイレでスマホ使って売り買いするようでは仕事に身が入らず、ひいては出世に差し支える。
一番投資すべきは自分自身なので、少々の金のことで仕事をおろそかにしてはいけません。

3)会社以外の人間関係を作る。
会社にもよるが、たいていは一歩社屋を出たらお互いに無関係な存在になる。
いやそれは俺だけか。
それはさておき、会社の上下関係以外の交遊をもつ。
近所のスナックでもいい、スポーツでもいい、同じアイドルのファンでもいい。

職場、住まい、学校、そういうものと離れた人間関係を作り、居場所を作ると、精神的な安寧が得られると思う。いや知らんけど。

4)結婚を目指す。
できるかどうかは時と場合と相手次第、とりあえず、若いうちに結婚を目的として色々と行動してみる。
別に渋谷でナンパしろとかいうことではなく、婚活パーティに行ってみる、結婚情報会社に登録してみる、近所のお節介なおばさんにお願いしてみる、まぁなんでもいい。
男は30、女は25過ぎて交際相手がいないと一生独身だそうなので(ツイッター調べ)、結果はともかく、行動してみることを、自分の身を省みずにお勧めする。

就職のときにエントリーシート書いたり、自分のこれまでを振り返ったりするが、同じことを結婚に対してもしてみる。
まぁ私はしなくなかったのだが。

まぁ、思っていてもできないことはあるし、いちいち人に言われなくてもできる人はできるし。

立川談志師匠曰く、「人生なんて、飲んで喰ってヤッて終わり」。

会社は、ヒト、モノ、カネ。
人生は、ヒト、モノ、カネ、時間。

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コメント

yasai
2020年9月8日23:08

権之助さま

 保険に 入らない 良いですね  

権之助
2020年9月9日22:42

yasaiさま

新たに就職する教え子たちに教えてあげてくださいませ。
私の経験では、就職して3年くらいは色々と物入りですし。

yasai
2020年9月18日21:51

権之助さま

 ご免なさい

72才で定年して 今は 家で 引きこもり home stay してます

権之助
2020年9月19日0:36

yasaiさま

そうでしたか。存じませんで失礼いたしました。

yasai
2020年9月19日13:48

権之助さま

 お気になさらず

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