アルバイトの帰りに映画を観に行き、立ち食い蕎麦屋で多分天ぷら蕎麦を食べながら、店内に流れるNHKラジオのニュースを聴いていたら、最後に「只今入りましたニュースです。東京発大阪行き、日本航空123便の機影がレーダーから消えました」というのが、第一報。

帰宅して深夜までテレビを観て、翌朝、バイト先の某新聞社に行ったら、それまで見たことがないくらいの記者が出勤していて、あちらこちらで大声が飛び交う。

3日目くらいには、八角形の大きな机(これに張りついているから、デスクという)に突っ伏して寝ているデスクがいたり。

1週間目くらいには、昔懐かしおぶいひもに赤子をくくりつけ、幼子の手を引いた、記者の奥さんが着替えを届けに本社2階の受け付けに来てた。



今朝は今朝で、ラジオで訃報を聞く。こういう風に亡くなる人の訃報を聞くと、周囲の人間の衝撃と哀しみと、「自分は無力だ」という自己嫌悪を想う。

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コメント

loving-c.
loving-c.
2014年8月13日5:55

日航ジャンボ機墜落事件直後の新聞社でバイトされていたのですか。
事故現場とは違う意味での修羅場を目撃されたのですね。

>今朝は今朝で、ラジオで訃報を聞く。こういう風に亡くなる人の訃報を聞くと、
>周囲の人間の衝撃と哀しみと、「自分は無力だ」という自己嫌悪を想う。
素晴らしい共感性をお持ちだと拝察します。
私の場合、天寿を全うされた方(だいたい80歳以上で亡くなられた方)の
訃報に接しても、たいていは「とうとう亡くなったか」という感慨しか湧いてきません。
そういう意味で、私は権之助さんより冷血漢なのでしょう。
でも、ガザでの虐殺やエボラ出血熱のニュースに接すると、
「自分は無力だ」という自己嫌悪に陥ります。

権之助
2014年8月13日21:27

偶然とはいえ、得難い経験でした。岡田有希子が亡くなったを知ったのも、バイト期間中のことでした。しかし、この経験が以後の人生にはまったく生かされてないですねぇ。

いえいえ、多分私の方が冷血だと思いますよ。
ロビン・ウィリアムスのことを書いたのですが、こういう亡くなり方は、残された家族に少なからぬ精神的影響を与えます。おそらく残りの人生に渡って。
そういうことを書いたつもりでした。

しかし自分の親が80歳過ぎると、新聞の訃報の年齢を見て、色々と考えます。
まだ元気なのは奇跡だと思いますよ。

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