例の県議会議員の会見には唖然とさせられたが、経歴を見ると北野高校⇒関西大学と、高校時代は超優秀、大学もそれなりの所に行ってるんだよな。しかし性格に難ありというか、俺が人のことを言えた義理ではないが。

法学部出て市役所というのは、自分の中ではあまり優秀じゃないというか、ラクな仕事で安定を求めたヤツという感じで、好きではないのだが、この歳になって不安定な民間企業で大した仕事もさせてもらえない自らを振り返ると、俺もムリしないで公務員目指して勉強しておけばよかったなぁと思うのだが。
なにしろ、大学の同級生に「なんで公務員になろうと思ったの?」と聞くと「だって安定してるじゃないか」と一瞥されたのがトラウマなんだね。入学したばかりの時も、別の同級生が「将来は公務員になりたい」と言うのを笑顔で聞いていた先輩諸氏をとても奇異に感じた私は若かった。
公務員試験に受かるのも大変だと後々知ったが、しかしそれでもやっぱり公務員になりたいなんていうのは、民間企業で働く根性のない奴だ、と相変わらず思ってる。
国家I種はエリートコースだけど、それ以外の、特に地方上級なんてのになるよりも民間企業に就職した方が上だと思うんだがなぁ。

さてそんな安定した地方上級職の職を投げ打って議員を志したものの4度の落選の憂き目にあい、やっと当選した嬉しさのあまりに杉村太蔵よりもひどい金遣いのために窮地に陥っている例の議員ですが。

嫁はいないようだが母親がいて、過去の選挙のときには、一緒に運動していたとか。しかも二人とも喪服で。
なんでなのか今となっては理解に苦しむが、母親というのは、どんなバカ息子でも、世間様には相手にされていなかったり、、友達ができなくても、可愛いものなのだろう。
なんでこんなことを、と思ったかもしれないが、それでも一緒にやってやるんだから。

そんなことをつらつらと仕事中考えていて、ふと思い出したのが梅川昭美。
日本中が生中継のテレビに釘付けになる中、説得のためにやってきた母親は、その後、射殺される息子も目にすることになる。

どんなバカ息子でも、可愛いものなのだろうなぁ。




破滅―梅川昭美の三十年 (幻冬舎アウトロー文庫)

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