2011/10/9

2011年10月9日 音楽
三連休に入る前に、とある人から連絡がある。
「おい、こんどの三連休は暇か?」
ワタシ「えぇ、まぁ。とりあえずやることはないです。」
「じゃ、ちょこっと顔出せや」と言われる。断る理由がない、というか、断りたいが断れない。

三連休直前に、また連絡がある。
「今度の休みにこっちに来るとか言うとったけど、いつくるんじゃいワレ(なぜか河内弁)」
「んー、特に決めてませんが(いや、つーか、あんたが来いって言ったんじゃないの、とは言い出せない)」
「じゃ、ど真ん中の日曜日じゃの。待っとるわいの(なぜか広島弁風)」

んー、そういう外出は、初日か最終日にしてほしいなぁ、と思う。三日あったら二日は家で掃除したいんですが・・・しかし、相手がそういうのでしかたなく日曜日に行くことになる。

今日、また連絡がある。

「もう2時やで。外出先からもどったところやが、まだ来んのか?(暗に、いつになったら来るんじゃ?遅いぞワレ、と言っているように聞こえる)」

手ぶらに行くわけにはいかないし、なかなかめんどくさいのである。まぁそういうと本人はとても傷つくだろうから言うわけにはいかないが。。。。

愛車流星号で飛ばしても、軽く1時間はかかるのである。毎週毎週これでは、なかなか辛いのである。

土曜日は、営業熱心なキャバクラ嬢、じゃないけどまぁ似たような人から電話がある。決断力がなくて他人に影響されやすくて寂しがり屋なので、ホイホイ出ていく。
・・・失敗した。

とある人から、金貸してくれ、と言われる。結構な大金だが、必ず返す、利子つけて返す、毎月あなたの口座に振り込んで返す、と真剣な調子で言う。
思わず、貸してあげるよ、と言いそうになったが、やめる。

以前、まだ睾丸紅顔の大学生だったとき、しょっちゅうクラスメートから金を借りて生活している奴がいた。まぁこの話は前にも書いたと思うので繰り返しますが、「××君、金貸さない?」とか「●●君、金貸してくれない?」と言ってくる。金額は、5千円とか、7千円とか。1万円を超えることはあまりない。もちろん、一人だけではない。何人も声をかける。複数から借りている。
で、「××日に奨学金が入るから、それで返す」と付け加える。

で、奨学金が入る日には、「おーい、奨学金が入ったから飲みに行こうぜ」と言って大学近所の居酒屋に直行する。
もちろん借金は踏み倒す。
こんなルーズな奴がいたのだが、そいつと飲みながら、「いやー、おれもやっと貯金が30万円貯まったよ」という話をした数日後。
彼の奨学金で飲んでいるとき、「権之助君、実は話がある。」。

「実は、妻の(コイツは、二十歳そこそこで先輩を孕ませ、できちゃった学生結婚したのだが定職につかず、アルバイトをしつつ大学に来ていて、しかもそのバイトもしょっちゅう欠勤していた)お義母さんがガンになった。で、医療費がかかる。ウチは妻は働けないし、子供も小さいし、バイトでの収入では仕送りもできない。ついては、30万円ほど貸してほしい」と言うのである。

今思えば、こんなルーズな奴に貯金自慢をしたり、30万貸したワタシも馬鹿だが、帰って来たのは今思えば奇跡である。当時バイトしていた会社の法務部のエライ人のおかげである。
あれがなければ、コイツは踏み倒して平然としていただろう。

こんな寸借詐欺まがいを繰り返していた奴が、30万まとめて振り込んでくるとは思わなかった。

酒の席ながら、「金貸してくれ」、と真剣に言うから、どんだけ困っているんだろう、と思って翌々日くらいに彼のアパートに行ってみると、テレビ見ながらえへらえへら笑いながら横になっていて、ワタシが何しに来たのかも把握していなかったようで、挨拶もそこそこだった。今思えば、無心したことさえ忘れていたんだろうと思う。そんなに困っていて真剣に頼んでいたのなら、顔を見たらその話をするだろうと思うのだが・・・

そんな経験を思い出したので、貸そうと思えば貸せない額ではないが、あのハラハラドキドキする感じはもう二度と経験したくないので貸さないことにした。

「金貸して、絶対返す」と言っている時は、こちらが圧倒的優位だが、貸したとたん、こちらは、「本当に返してくれるんだろうか」とドキドキハラハラする日々を送り、返してくれないとやきもきし、こちらか絶対的不利になる。もうあんな思いはしたくないのである。

本当に必要で返せる見込みがあるのなら、東京スター銀行でもアイフルでもセゾンファンデックスでもシンキでもどこからでも借りればいいのである。

「友達だろ、貸してくれよ」という物言いは、友達だとはこれっぽっちも思っていないのである。友達関係を強調して、甘えているだけなのである。要は営業トークの一種なのである。

あやうく、またお人好しというか世間知らずというか、社交辞令を知らないというか、人の言うことを真に受けるというか、他人に必要とされていると思うとつい答えなければいけない、という思い込みが顔を出して、またイヤな思いをするところであった。

金を貸すためには、銀行に行って引き出して、相手に届けにいかなければならないのである。そんなもん、本当なら向こうが取りにくるべきなのである。ここんところから絶対に間違っているのである。なんで貸す側があれこれ差配して交通費と時間かけて届けなければいけないのだ、と書いているウチに段々腹が立ってきたのである。

相手は事業をしているらしく、「××万は大金だなぁ」とワタシが言ったら、「そのくらいはたいした額じゃないよ」と言い放ったときに違和感を感じたのだが、スルーしてしまったのだった。その日にもう一度反芻してみると、「たいした額じゃないなら、自分でなんとかすればいいのに」と思ったのは、間違っていないのである。

母は、「人にお金を貸すときには、あげるつもりで貸しなさい」と言ったことがある。そういうものなのである。

ちなみに、学生時代に寸借詐欺まがいの借金を重ねていた男は、その後学生自治会費を盗んで謝罪文を出したが、氏名は発表されず、刑事告訴もされず、でこの件についてはほぼお咎め無し。
その後大学を卒業したかどうかは知らないが、ゴールデン街には出入りしているらしく、常連客で作ったラグビーチームに入って主務などをやっているらしい。
主務、って金を扱うと思うんだが・・・相変わらず周囲の人間をだまくらかしているのだろう。

コイツの本名をインターネットで世界中に公表したいが、そうするとこのブログというか日記を書いている人間の本性もばれるから痛し痒しなのである。

扉 by エレファントカシマシ

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