数カ月前から予定していた、古着リサイクル収集日。必死の思いで起きて外出して、古着を持っていく。といっても、そんなに汚れたものはない。穿きつぶしたチノパンや、ネットで買ったもののサイズが合わなかったグンゼのパジャマとか。
ごみ袋をもらって、畑の中を自転車を漕いで帰る。

今日は、駐車場を借りるために、線路の向こうの不動産屋に行くつもり。
今借りている駐車場は、大家が亡くなって、相続の為に売却するとかで、10月一杯なのだ。

そうこうするうちに、携帯に見知らぬ番号からの着信。留守電を聞いてみると、「あ、もしもし、権之助さん、×××の父です。今日いまから×××とランチをしに行くんだけど一緒にどうですか、電話待ってます。」
・・・あのー、ウチからそちらまでは、1時間半は優にかかるんですが。今11時過ぎでして、一体このわたしにどうしろと。

翻訳すると「これから昼飯食うからすぐに出てこい、1時間以内に埼玉県さいたま市(仮称)の××亭まで来るように」としか聞こえない。

昔、ヤクザの娘がテレビで見た芸人を気に入って、父親に頼んで家に来てもらって目の前で芸をしてもらった、という話を聞いたことがあるが(都市伝説?)、なんかそんなかんじである。

昨日外出せざるを得なかったので、今日は家にいたいんですが、いや、家のことを色々とやるつもりの日なんです。あっちもこっちも片づけたいし、色々と捨てたいものもあるし、いや、古着だけじゃないんです、××も処分したいんです、散髪にも行きたいし、不動産屋にも行きたいし、でもそんな遠くまで行ったら今日一日つぶれちゃうじゃないですか、なんなんですか一体、と言いたいが、当然そんなことはおくびにも出さず。

いや、おくびから出たかな。なにしろ根が子供というか、堪え性がないというか我慢ができないというか、思ったことはつい口から出ちゃうというか、まぁそういう人なので、どうしても思ったことが態度に出る。それじゃあ、この世の中渡っていけないんだけどなぁ。

で、まぁ、とにかく、なんとかやりすごす。

くるりのこのアルバムを車中で聴きながら出かける。チオビタドリンクのCMで聴く限り、くるりって、もっとなんかほのぼのした音楽をやっているグループだと思い込んでいたが、結構激しロックっぽいのもあったりして、どういうバンドなんだかよくわからない。

今日はまとまりがないなぁ。まぁしかたないか。

さよならストレンジャー

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