2010/7/14 「村西とおるの閻魔帳 ―「人生は喜ばせごっこ」でございます。」
2010年7月14日 読書
戦後の現代日本を語る上で欠かせない人物の一人である、村西とおるのブログをまとめて単行本化。
http://muranishi-ch.com/
過去のブログ記事は一部読めなくなっているらしい。
バックナンバーを読むには有料会員登録が必要。確かに、無料で読ませるのはもったいない。
http://blog.dmm.co.jp/kouhou/muranishi_tohru/
まさか名前を知らない人はいないだろうが、どういう人物か、については、wikipediaの記述と、何冊かの書籍に詳しい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E8%A5%BF%E3%81%A8%E3%81%8A%E3%82%8B
この人がいなければアダルトビデオの隆盛もカウンターカルチャーとしての存在もなく、産業としても成り立ち得なかったかもしれない。
残念ながらここ数年は産業としてのパワーも落ち、ビデオ店も減り、ビデオ→DVD→配信となるにしたがってエロもデフレを起こしているが、かつてのダイヤモンド映像を知る者にとってはちょっと残念。
衛星放送への進出も、今となっては少し早すぎた。
スカパー!で成人専門チャンネルが複数あるのを思えば、もうちょっとタイミングがあっていれば、きっと面白かっただろうに、と思う。
黒木香の出演作はほんとーにエポックメーキングで、あれだけ売れて、テレビにもあんだけ出ていたのに、黒木本人には殆ど金は残らなかったらしく、数年前に中野の商人宿で転落事故と報じられたときも、住所不定のようだった。
あれだけ働かせたのだから、家の一軒、マンションの一部屋くらい遺してやってもよかったと思うのだが。ピンクレディもまた同じ。
ブログの書籍化の話を持ち込まれたが、その話を持ってきた会社は「文中の芸能人は匿名にしてください」と言ってきたとか。村西は当然断り、いくつかの会社に当たってみたが断られ、かつての部下だった本橋信宏の紹介で出版に至ったとか。
そういう気概のある出版人は少ない、と嘆く。
さすが前科七犯、結婚四度、七千人の女性の「足と足の間」を覗いただけのことはある。人間の闇をこれでもか、これでもか、と目の当たりにした人だけが語れる言葉にはなんとも言いようがない。
自分の甘さというか世間知らずを恥じるばかりである。
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http://muranishi-ch.com/
過去のブログ記事は一部読めなくなっているらしい。
バックナンバーを読むには有料会員登録が必要。確かに、無料で読ませるのはもったいない。
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まさか名前を知らない人はいないだろうが、どういう人物か、については、wikipediaの記述と、何冊かの書籍に詳しい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E8%A5%BF%E3%81%A8%E3%81%8A%E3%82%8B
この人がいなければアダルトビデオの隆盛もカウンターカルチャーとしての存在もなく、産業としても成り立ち得なかったかもしれない。
残念ながらここ数年は産業としてのパワーも落ち、ビデオ店も減り、ビデオ→DVD→配信となるにしたがってエロもデフレを起こしているが、かつてのダイヤモンド映像を知る者にとってはちょっと残念。
衛星放送への進出も、今となっては少し早すぎた。
スカパー!で成人専門チャンネルが複数あるのを思えば、もうちょっとタイミングがあっていれば、きっと面白かっただろうに、と思う。
黒木香の出演作はほんとーにエポックメーキングで、あれだけ売れて、テレビにもあんだけ出ていたのに、黒木本人には殆ど金は残らなかったらしく、数年前に中野の商人宿で転落事故と報じられたときも、住所不定のようだった。
あれだけ働かせたのだから、家の一軒、マンションの一部屋くらい遺してやってもよかったと思うのだが。ピンクレディもまた同じ。
ブログの書籍化の話を持ち込まれたが、その話を持ってきた会社は「文中の芸能人は匿名にしてください」と言ってきたとか。村西は当然断り、いくつかの会社に当たってみたが断られ、かつての部下だった本橋信宏の紹介で出版に至ったとか。
そういう気概のある出版人は少ない、と嘆く。
さすが前科七犯、結婚四度、七千人の女性の「足と足の間」を覗いただけのことはある。人間の闇をこれでもか、これでもか、と目の当たりにした人だけが語れる言葉にはなんとも言いようがない。
自分の甘さというか世間知らずを恥じるばかりである。
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