昨日の日経新聞だったかな、まぁとにかく新聞より。
ショートマネーとロングマネーの話を読む。

どっちがいい悪いではないというが。
自分に当てはめると、こういう話。

二人の大学生がいました。二人とも貧乏でした。
二人ともアルバイトを始めました。

うち一人は、そのうち、学校もあまりいかなくなり、毎日がアルバイトの日々となりました。
彼はアルバイトが楽しくて仕方ありません。それまでの貧乏暮らしに比べれば、毎日、ちょっとだけ余分にお金を使える暮らしができるようになり、遊ぶこともできるようになりました。時給800円とか、せいぜい1000円くらいでしたけど、長時間働けばそれだけお金が稼げます。彼は一生懸命、アルバイトしました。朝から晩まで、コンビニとかラーメン屋とか喫茶店とかファーストフードとか色々と。
それまでの四畳半風呂なしトイレ共同から、6万円の風呂付きワンルームに引っ越しました。

もう一人は、本業をおろそかにせず、学校を休むことはなく、勉強にも怠らず、力を入れました。
その代わり、日々の暮らしにはちょっと苦労していて、流行りの服を着て六本木に繰り出すようなことはありませんでした。

やがて、楽しいモラトリアムの季節は過ぎ、就職の時期になりました。二人とも会社員になる道を選びました。

一人は大学時代の勉強や成績が評価されていい会社に入り、世界中飛び回り、高給をもらえるようになりました。
結婚し、家を買い、こどももでき、シアワセな生活を営んでいます。

アルバイトばかりしていた人は、出席も少なく、成績も悪く、何よりも勉強していないので、有名な大学に入学できたのに、中身は高卒のままでした。
そんな彼を採用しようという会社は少なく、結局地元のスーパーに勤めています。本人に魅力がないこともありますが、40をいくつも過ぎてもまだ親元で暮らしています。本当なら家を出て独立したいのですが、そうするだけのお金がないのです。
おしまい。


わが村の公民館が今月一杯で改築の為、休館する。ここは公民館になる前は西友で(本当)、閉鎖後に公民館になった。
子供の頃は、併設の児童館が遊び場だった。図書館もあるので、中学の定期試験前は地元の中学生たちが集まった。
その昔、ある夏休みの朝、寝てたら、おつきあいしていたカノジョに電話で起こされて呼び出され、「あのね、実はね、カレシができたの、アナタと違って背が高くてかっこいいの、とってもステキなの、もう寝ちゃったの(この「寝る」は睡眠ではありません)、何回も泊まったの、ね、だからアナタとは別れることにしたの」と別れを切り出されたのも、この公民館のロビーだった。

そう考えると思い出がいろいろあるが、これもまた時の流れ。
まぁ、いつまでもあのロビーがあると、トイレ入るたびに思い出してたので、ないほうがいいとも言えるが。

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それにしても金がない

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