この間、無実の罪で服役させられていた足利事件というのがありましたが、その被告というか被害者だった菅家さんの話しも出ている。DNA鑑定が発展途上の技術で、厳密な特定が難しいような話だったが、その一方で、菅家さんの供述の二転三転についても触れられている。

出版が9年前、新聞連載はさらに数年前で、裁判員どころか、司法改革のとば口にたったばかりの頃の話なので、今と比較すると、それはそれで興味深い。

電車の中に「債務整理」の広告が氾濫するようになるなんて、想像もできなかった頃の話である。


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