夜中に目が覚めて「逃亡日記」を読む。

うつだった望月昭氏が、その最中に読んで参考になったとのことだが、「シラフ」のオレにはあまり・・・
むしろ、吾妻ひでおの生い立ちとか、一線で活躍していた頃の裏話のほうが面白かった。あと、この本にも「アル中は治らない。ぬか漬けのキュウリが生のキュウリに戻れないのと同じ」という名言がでてきます。

「ぼくの心をなおしてください」
躁鬱歴26年の原田宗典が質問を投げかけて、臨床経験33年の精神科医町沢静夫がそれに答える、という形になっている。
シロウト相手にもわかり易く答えられているのと、そううつ以外の、たとえばパニック障害、引きこもり、いじめなどの心の病、そのほか、嫉妬深い女性との接しかた(笑)、にも触れられている。

精神科、神経科、心療内科は怖くないです。フツーの病院と変わらないので、具合が悪いと思ったら行ってみましょう。

街中のクリニック、大学病院、市中病院(日赤病院とか市立××病院とか)といろいろあるが、市中病院がまずはお薦め。

医者は40代。30代はちょっと若い、50代は勉強していない、大学教授だからといってなんでもできるわけではない。むしろ、市中病院のほうが、勉強もしているし、連携もとれるし、薦められる。

精神科医に必要なのは、センス。

うつの人を、一人にしない。

「あたたかな無関心」を心がける。
まったくの無関心ではなく、話しかけるが、心の深いところまでは立ち入らない。たとえば、「今日はよい天気ですね」という話しはするが、「福田総理の辞任で政局はどうなるでしょうね」という話はしない。

精神科のクスリは一生飲み続けなければならない、ということはない。

「うつ病」というが、病ではない、「障害」である。
日常生活への適応が顕著に落ちている「だけ」なので(本書では「だけ」とは書いてませんが)、心の障害だと、精神科ではとらえている。

うつは、必ず治る。だから、どんなに苦しくっても、自己嫌悪でどうしようもなくなっても、死にたくなっても、決して死なないように。
じっとしている内に、周りの状況は変わる。絶対に変わる。
周りが変われば、自分の状況も変わる。
ムツカシイことはそれから考えればいい。

本の紹介と自分の感想が判然としない書き方になってしまいましたが、まぁ、そんなことを思いました。

今日のカウンタ65765

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