8月17日の墓参り

2008年8月17日過ぎ去っていく日々の記録

昨日、色々あって、結局9時過ぎにベッドにゴロンと横になってそのまま寝てしまう。
目が覚めたら、6時前。思いついて、墓参りに行くことにする。
学生時代の友人で、30歳で死んだ友。
毎年墓参りには行っているのだが、今年はまだ行っていなかった。このところ自分のだらしなさに磨きがかかっており、ここ数年はお昼過ぎに出て夕方に着いて、夜になってから家に帰り着くのが常だった。

それ以前は、10時頃に出発できていたので、せめてその位には行きたいと思いつつ、できないでいた。

6時前に起きたのなら、7時頃には出られそうなものだが、結局8時過ぎ。ダメだなぁと思いつつ、それでもなんとかこの時間にでかけたことをよしとする。

木更津北インターまで高速で。もうちょっとガラガラにすいているものとおもったが、以外に混んでいる。ディズニーランドを過ぎたらすくかとおもったが、そうでもない。
ゴルフ客か？なんかやたらワンボックスカーが目につく。

高速を降りてからも、なんか混んでる。日曜だから？お盆だから？ここらへんはゴルフ場ばかりなので、やっぱりゴルフ客？

いつものように、途中の花屋で供花を買う。この花屋って、年に一度しか来ないし、「えーと、仏花をください」「ひとつ500円です。いくつですか」「えーと、一組」「ひとつ、ふたつ？」って会話を毎年しているような気がする。

いつもは霊園の事務所で線香を買うが、今年は途中のさびれた店で買う。出した2千円札を珍しそうに眺めている。いや、オレにとっても珍しい。

雨が降ったりやんだりのなか、霊園に着いたときには霧雨程度。

墓石の裏を見て、彼女の両親はまだ健在なんだな、と思う。

若くして死んでいったものは、いつまでたっても若いまま。
死んでからもうずいぶん経つが、いまだに、死ななくてもよかったのに、と思う。入院したという電話がかかってきたときに家にいて、一言声をかけてあげれば、またはお見舞いに行っていれば、彼女の人生はまだ続いていたのかな、と思う。

墓参りでもないと、こんな千葉の奥地まで来ることはないので、年に一度のレジャーという面もある。
帰りには、少し遠回りして、「道の駅」に寄り、地元の野菜を買って帰る。

人生、色々なことがある、とは思いつつも、苦しんでいた友人を失った悲しみは薄れることはない。
「去る者日々にうとし」とはいえ、悲しみは薄れない。生きていてくれれば、色々とハナシもできて、オレが慰められたのに、と思ったり。

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