ISBN:4759309950 単行本 平岩 正樹 海竜社 2007/11 ¥1,575

手帳につけている、読んだ本リストを眺めていると、今年になってから読んだ本は、すべて図書館で借りた本だということに気がつく。だから書棚の本が減らないのだ。

そんなことも気がつかない私は、こんな本を買ってしまった。

著者は、ストレートで東大理Iに合格し、卒業後サラリーマンを経て東大理IIIに再入学、医者となってガン治療に尽力してきた。思うところあって歴史を勉強したくなり、東大文III(文化三類だから正しくは文三)を目指して受験勉強して、三度東大の一年生になった人。

東大に入るのが当たり前、と思っているような人だから、受験勉強の方法は、我々、失礼、ワタシの参考にはならない。物理も数学も、お手の物である。なにしろ、東大工学部物理工学科卒なのだ。物理など、問題の意味を考えてしまうくらいなのだ。

受験勉強だけでは一冊の書物を成立させるだけのドラマ、内容はなかったからだと思うが、ガン治療専門医としての意見も遺憾なく開陳されている。

「人生は短い、やりたいことをやるだけでも時間が足りない、やりたくないことなど、やる時間はない」のだ。

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