ついに不当労働行為事件が勃発!
人気のマッスルミュージカルで!?

TBSの人気番組「筋肉番付」から派生したマッスルミュージカル。

このミュージカルは2001年から始まり、肉体を駆使して超人的な技を繰り広げる数々の演目で、その後も家族層を中心に人気を博す舞台として定着してきました。この舞台の制作者である?デジタルナイン(代表取締役 樋口 潮)で、労働者イジメの信じられないような事件がいま、起きています!

・マッスルミュージカル支部 結成の経緯

人気パフォーマンスショー「マッスルミュージカル」で、5月下旬から始まるラスベガス1年公演をめぐり、一方的に賃金の引き下げを言い渡されるという出来事がありました。ラスベガス1年公演に応じなかった約40名に対して、一方的に20%のギャラカットがされ、そのうち6名にはなんと50%ものギャラカットがされたのです。ラスベガス組も、1年間の滞在費は全額個人負担にされました。

あまりに理不尽なやり口ですし、これでは団員の生活すら成り立ちません。しかも?デジタルナインは、労災保険も掛けておらず、怪我をしたら団員がアルバイト契約に切り下げられる事件まで起っています。

映演労連と全労連では団員の方々から相談を受けて対策を重ね、4月23日「映演労連フリーユニオン・マッスルミュージカル支部」を結成しました。私たちの願いはマッスルミュージカルの真の飛躍と発展です!

・マッスルミュージカルで不当労働行為が乱発

4月27日には、運営会社である株式会社デジタルナイン(社長・樋口潮)に団体交渉申入書を送りました。しかし会社は組合の電話に出ようともせず、団員には大幅カットの契約書に判を捺せ、と連日のように迫ってきたのです。携帯への呼び出しに留まらず、ある者は自宅に押しかけられたり、呼び出されると上役10名に取り囲まれたり、明け方まで契約書の提出を催促されるなど、常識を超えた不法行為が繰り返されたのです。

その間、組合は連日のように会社に電話・郵便・FAX・劇場訪問で抗議しましたが、不当労働行為がやむことはありませんでした。生まれたてのマッスル支部はこの間ズタズタに引き裂かれながらも結束の意志を確認してきましたが、ついに5月6日樋口潮会社代表はこの間の強要で契約書に泣く泣く判を押した団員のみを一同に集めると「組合の人間は契約書を未だ出していないので契約の意思がないものと判断し、9日以降舞台から降りてもらう」と一方的に発表したのです。

・5月9日マッスルミュージカルは組合員を職場から締め出し

舞台上で大きな失敗をしたわけでもなく、健康上の問題がある訳でもない組合員は就労の意思を伝えるために9日も通常通り出勤しました。しかし、楽屋口の警備員は組合員を写真と照合した上で「あなた方は中に入れない。今日は帰れと伝えるように言われている」と告げたのです。9日の舞台に上げないばかりか、会社敷地内への立ち入りすら禁止したのです。

彼ら組合員は舞台上で大きな失敗をした訳でも、健康上に問題がある訳でもなく、ただ労働組合を結成して要求書を提出しただけなのです。そして驚くことに、就労排除をした9日まで労働組合との交渉はただの一度も開かれてはいなかったのです。

・組合を敵視し続ける?デジタルナイン

組合員の要求は「マッスルミュージカルのさらなる飛躍と発展」を願ったものでした。そのために契約内容の一方的不利益変更の改善、労働安全の改善、ラスベガス公演における現地滞在費の改善を要求したに過ぎなかったのです。

なのに!会社は信じられないような過剰反応で組合員らを攻撃し続けたのです。これらデジタルナインの組合敵視の経営姿勢は断固として許すことはできません。



2007年5月9日
株式会社デジタルナイン
代表取締役 樋 口  潮 殿

就 労 要 求 書

本日、貴殿は再三の申し入れにもかかわらず映演労連マッスルミュージカル支部組合員の公演出演を不当にも排除をした。組合員はこれまでマッスルミュージカルの飛躍と発展を願い、誠心誠意労働力を提供し続けてきた。その実績は昨年から本年5月6日公演までの彼らの働き振りをみても明らかであり、出演を排除されるいわれはない。

本日の公演出演からの排除は、貴殿らが組合結成通知を受けて以降改めることのなかった契約書の署名押印強要、組合脱退の強要など一連の不法行為と同一のものであると考える。本日以降の出演が果たされない以上、私たちは労働組合としての存在意義をかけて労組法上で許される可能な限りの手段を尽くして、貴殿を社会的に包囲することとする。未だ一度も交渉がなされない中で、このような最悪の事態をもたらした責任は貴殿にあり、この事態収拾に向けた責任も貴殿にある。

また私たちは、貴殿の組合敵視の強硬な経営姿勢が非組合員である他の団員にも影響を及ぼし、閉塞的な環境に由来する公演の質低下を懸念する。これは公演を心待ちにする多くのファンにとっても同様であると考える。

組合員は本日以降の舞台についても、これまでと同様の労働力を提供する用意があり、出演する意思を有している。マッスルミュージカルに働く全従業員のためにも、彼らを支える多くのファンのためにも、組合員に対する出演排除を直ちに取りやめ組合員を職場に戻すよう要求する。

以上


がんばれー
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