ISBN:430901741X 単行本 江口 寿史 河出書房新社 ¥1,995

インフルエンザの予防注射をしてもらう。次は一ヶ月後。
「来年からはもう少しはやくきてくださいね」と言われる。

帰りがけに図書館によると、なぜかこの本が「新刊本」のコーナーにあり、つい借りてしまう。
「金沢日記」が面白い。山上たつひこは金沢在住だそうだ。五木寛之みたいだな。

昔、日本全国への旅行を漫画にした本があって、そのなかでは金沢への旅行が一番記憶に残っている。
それもあって、就職して最初の夏休みは、一人で金沢に旅行に行った。いま思えば、一体何しに行ったのか意味不明。当時は若かった。

あー、金沢行きたいなぁ。大阪でも可。

ふと思い立って、本棚をちょっと整理してみる。ヤフオクで出品するときのため、と思ってとっておいた通称プチプチが目に入らなくなっただけでちょっと気分がいい。でもまだコ汚い。もうちょっとやろう。

「大市民日記(2)」を読み返す。これもまた日記だけども、こちらはただの年寄りの愚痴になってしまった。成城に引っ越したのはずいぶん前だが、最近は生活範囲が狭くなったんじゃないか?プールで泳ぐ話さえも出てこない。

以前の切れ味が欲しいものである。

今日、取引先にいくために珍しく直行のため山手線に乗っていたら、妙な人がいた。
シルバーシートに座り(それはまぁいい)、ソニーの(これも問題ない)ヘッドホンをつけて、なにかに聞き入っているらしく、時々首を振りつつ、一心不乱にみかんを食べている。

一房食べるとかそういうレベルではなく、一個丸ごとを丁寧に剥きながら、二個三個と口に運んでいる。

隣に座っている老人もヘッドホンをしていたので、「夫婦かな」と思っていたが、、途中駅ですいたときに席を変わったので無関係だったようだ。

そんなことは全然関係なく、相変わらずみかんを食べている。
ジャズのスイングに身をゆだねるように、時々首を振っている。
こういう人って、共通点がある。服装はなぜかフリースの二枚重ね。髪はひっつめで白髪がちょっと混じる。化粧っ気なく、丸顔。

取引先訪問の帰りに銀座を歩いていると、ふと昔のデートを思い出す。
あの頃は、まだ若かった(またかよ)。

デートの切り上げ方がわからず、歩行者天国が終わり、人が少なくなり、真っ暗になっても、「そろそろ帰ろうか」というひとことが言えなかった。
それは、デート馴れしていないと言うよりも、ただの世間知らずである。あぁ馬鹿だった。

さて、風呂入るか。

今日のカウンタ22171

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