12月9日の大市民日記 2巻 (2)
2006年12月10日 過ぎ去っていく日々の記録
「ぶらり途中下車の旅」を見て、テレビを見るともなしにつけっぱなしにしていたら、日本アカデミー賞の特集番組をやっていた。
うーん。今年は本当に映画を観ていない。「明日の記憶」も「ゆれる」も「手紙」もなんにも観ていない。まぁしょうがねぇか、仕事が忙しかったから。お見合いを断らなきゃいけないくらい忙しかったから。
柳沢きみおの「大市民日記」2巻を読む。
昔の「大市民」は、オトコのダンディズムを得々と語るようなマンガで、世相批評も舌鋒鋭く(ムツカシイ言葉使ってるなぁ)、なかなか面白くて、漫画喫茶に行くたびに全巻読み返すくらい面白かった。
「ヤングマガジンアッパーズ」で連載していた頃も、同じように面白かった。
正確にいうと、「アッパーズ」での連載を読んで初めて知って、で、以前に連載していたこともあって、それが単行本になっている、というのを人づてに聞いた。順番が逆だな。
で、今は「別冊漫画ゴラク」という、コンビニでも売っていない、キヨスクでも売っていない、かろうじて東武線の駅売店なら延々と売っている、というきわめて恵まれない雑誌に細々と連載している。
これが、雑誌のせいなのか、作者の指向が変わったのか、はたまた単に年老いて愚痴っぽくなったのか知らないが、「大市民日記」になってから格段とつまらない。
口は悪いが、ボケ老人が世間に向かって愚痴をこぼしているよう
な漫画になってしまった。
トリノオリンピックの話でも、「カーリングのどこがスポーツなんだ！」と悪態をついていて、先日パシフィック選手権を東伏見まで3日も(4日か？)見に行くくらいのにわかファンのオレにとっては承服しがたい発言があったり。
ま、それはゆるそう。趣味の違いだ。しかしなぁ、昔はビール飲むんでも酒飲むんでも、小さなこだわりがそれなりに面白かったんだが、今はあんまり面白くないなぁ。
「オトコなら一度はオープンカーを所有しろ」とかいうアジテーションには、かつてユーノスロードスターに乗っていたオレは深くうなずいたものだが。
いや、ほんとに、ロードスターは面白いですよ。中古で48万で買ったボロでしたが、本当に楽しい。
閑話休題。
しかし、発売日に都内某所の漫画専門店で買ったら、俺の後ろのヤツも買っていたし、別の書店では平積みの棚のうち、「大市民日記」だけがぽっかりと穴があいたように低くなっていたから、売れているんでしょう。
ここの画像をクリックして購入すると、運営者にお金がはいる、というので、進んでロリコンもののDVD画像を張り付けていたら、amazonのトップページが全部こういうロリコンDVDになってしまって閉口している。いや、どうせ自分しか見ないからどうってことないのだが、関連商品が次々紹介されてくる。
で、一応見てみると、「ユーザーレビュー」が書き込まれているのもあったりして、読んでみると「これよりも前作の方がいい」とか。知らんよ、そんなこと。
しかし、誰が買ってるんだろう。やはり植草一秀被告か。
出歩いていたらあまりに寒く、風邪を引く。最近はトシのせいか、ちょっと寒いとすぐに体調を崩す。本当に困る。体力がないのか、基本的生活習慣の問題か。。
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