11月20日の自虐の詩
2006年11月21日 過ぎ去っていく日々の記録
自虐の詩 (上)
ISBN:4812401267 文庫 業田 良家 竹書房 ¥591
http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/p-et-tp1-20061121-119607.html
以前にも書いたような気がするが、四コマギャグ漫画のはずなのに、下巻の途中からだんだん加速していき、読後滂沱の涙(この表現は以前にも使ったかな)という奇跡の漫画。
面白い、というレベルではない。上巻は、ただの単調な4コママンガで、ちゃぶ台をひっくり返すのがお決まりのオチなのだが、とにかくこの漫画はすごい。
連載していたのが今は亡き週刊宝石で、マンガにはあまり熱心ではなかったので、担当編集者は「好き勝手にやってください」という感じだったらしい。そのお陰で生まれた名作。
おなじように週刊宝石に連載していたのが、内田春菊の「水物語」だったが、内田は「担当編集者は、好きにやってくださいというばかりで、まったくかかわってくれない」と不満だったらしい。人それぞれ受け取り方が違うものだ。
で、自虐の詩の映画化のハナシ。
mixiで、とある方がこの作品に関する日記を書いていて、ずっと読んでいたが、もう撮影はほぼ終了したらしい。
監督とキャストに若干の不安があるが、映画はどうなんだろうな。
原作のあの感じを出すのは、困難だろうと思う。
企画から5年かかっていて、流産しそうにもなったらしい。
今日のカウンタ20605
ISBN:4812401267 文庫 業田 良家 竹書房 ¥591
http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/p-et-tp1-20061121-119607.html
中谷美紀「自虐の詩」でコミカルに主演
女優中谷美紀(30)が映画「自虐の詩(あいのうた)」(堤幸彦監督)に主演することが20日、分かった。ベストセラー4コマ漫画が原作で、共演は阿部寛(42)。クールなイメージの役柄が多かったが、「嫌われ松子の一生」「7月24日通りのクリスマス」に続き、コミカルに夫に尽くす幸薄い妻を演じる。07年秋に公開予定。
漫画家業田良家氏が手掛けた同名4コマ漫画が原作で、30万部を売り上げた人気作品だ。中谷は幼いころから苦労した揚げ句、賭け事ばかりのイサオ(阿部)を好きになる幸薄い女性を演じる。
イサオは定職に就かず、気に入らないことがあるとすぐにちゃぶ台をひっくり返すダメ男。中谷は「ハンサムな阿部さんが演じるイサオはかわいらしくて仕方がない。尽くしたくなってしまうの」。中谷もちゃぶ台をひっくり返すシーンがある。「阿部さんに習って、かなり練習しました。食べ物を散らばって飛ばせる加減が難しかったですね」と、まじめに答えた。
中谷は「ケイゾク」(00年)の東大卒の女性刑事など、クールビューティーなイメージが強かった。ところがここ3作はコミカルな演技が続く。特に「嫌われ−」では、口をとがらせ、顔をゆがめ、歌い、踊り、笑いを誘いながら、転落していく女性の悲しさを表現した。今回も幸薄い女性をコミカルに演じる。堤監督が「中谷さんは品がある。気高く生きる人の品格が色濃く出るはず」と説明するように、クールな美しさが、笑いの中に、悲しさや、生きるためのたくましさをにじませている。中谷は「コメディーって難しいですよね。あまりに作為的だと寒くなってしまいますしね。悲惨に見せないよう、クスッと笑えるようなものにしたい」と話す。
11月を過ぎたとは思えないほど暖かい日差しが注ぐ千葉・九十九里浜。波が打ち寄せる浜辺で、中谷がパンチパーマをかけたこわもての男に幸せそうに寄り添う。このほど、愛する2人が思い出の地を訪れる重要なシーンの撮影を行った。端から見れば怪しげなカップルは笑える。でも、幸せそうだ。中谷は「深い所で通じ合っている2人のおかしくも悲しい姿を描く現代版『夫婦善哉』になれば」とほほ笑んだ。
[2006年11月21日8時54分 紙面から]
以前にも書いたような気がするが、四コマギャグ漫画のはずなのに、下巻の途中からだんだん加速していき、読後滂沱の涙(この表現は以前にも使ったかな)という奇跡の漫画。
面白い、というレベルではない。上巻は、ただの単調な4コママンガで、ちゃぶ台をひっくり返すのがお決まりのオチなのだが、とにかくこの漫画はすごい。
連載していたのが今は亡き週刊宝石で、マンガにはあまり熱心ではなかったので、担当編集者は「好き勝手にやってください」という感じだったらしい。そのお陰で生まれた名作。
おなじように週刊宝石に連載していたのが、内田春菊の「水物語」だったが、内田は「担当編集者は、好きにやってくださいというばかりで、まったくかかわってくれない」と不満だったらしい。人それぞれ受け取り方が違うものだ。
で、自虐の詩の映画化のハナシ。
mixiで、とある方がこの作品に関する日記を書いていて、ずっと読んでいたが、もう撮影はほぼ終了したらしい。
監督とキャストに若干の不安があるが、映画はどうなんだろうな。
原作のあの感じを出すのは、困難だろうと思う。
企画から5年かかっていて、流産しそうにもなったらしい。
今日のカウンタ20605
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