11月3日のAV女優【追悼永沢光雄】
2006年11月3日 読書
ISBN:4167493020 文庫 永沢 光雄 文藝春秋 ¥840
http://www.sankei.co.jp/news/061102/dea000.htm
永沢光雄さん(本紙文化面「生老病死」を連載中の作家)
本紙文化面で「生老病死」を連載中の作家、永沢光雄(ながさわ・みつお)氏が1日未明、肝機能障害のため死去した。47歳。自宅は東京都新宿区新宿1の7の10の1102。通夜は4日午後6時、葬儀・告別式は5日午前10時、同区新宿2の15の20、正受院で。喪主は妻、恵(めぐみ)さん。
仙台市出身。風俗やスポーツ関連のノンフィクションを手掛け、平成8年のインタビュー集「AV女優」で注目を集める。14年、下咽頭(いんとう)がんの手術で声帯を切除し、声を失った。17年には闘病生活をつづった「声をなくして」を出版。昨年7月からは本紙の連載を開始し、自身の病状や心情について赤裸々につづっていた。ほかに「強くて淋しい男たち」「すべて世は事もなし」など。
(11/02 05:35)
何年前だか覚えていないが、大変興味深く読んだ。
たとえば在日韓国人だったり(これは今も多い)、家庭に問題があったり、その他まぁAV女優になるに至るには、いろいろな事情や理由があるようなのだが、そういったインタビューを引き出した、永沢光雄氏の仕事ぶりには、ただの風俗ライター(ただの、というのが何を差しているのかはおいといて)にはないものを(僣越ながら)感じていた。
すごいのは、咽頭ガンで声を出せなくなってからも、インタビュアーの仕事を続けていたことだ。
この本以外にもいい仕事(僣越だがこういわせていただく)はあるが、世間的には、おそらくこの本で注目されたのだろう。
いい仕事をするすばらしい書き手を失った。山際淳司氏がなくなったときと同じような気持ちになっている。
http://www.sankei.co.jp/news/061102/dea000.htm
永沢光雄さん(本紙文化面「生老病死」を連載中の作家)
本紙文化面で「生老病死」を連載中の作家、永沢光雄(ながさわ・みつお)氏が1日未明、肝機能障害のため死去した。47歳。自宅は東京都新宿区新宿1の7の10の1102。通夜は4日午後6時、葬儀・告別式は5日午前10時、同区新宿2の15の20、正受院で。喪主は妻、恵(めぐみ)さん。
仙台市出身。風俗やスポーツ関連のノンフィクションを手掛け、平成8年のインタビュー集「AV女優」で注目を集める。14年、下咽頭(いんとう)がんの手術で声帯を切除し、声を失った。17年には闘病生活をつづった「声をなくして」を出版。昨年7月からは本紙の連載を開始し、自身の病状や心情について赤裸々につづっていた。ほかに「強くて淋しい男たち」「すべて世は事もなし」など。
(11/02 05:35)
何年前だか覚えていないが、大変興味深く読んだ。
たとえば在日韓国人だったり(これは今も多い)、家庭に問題があったり、その他まぁAV女優になるに至るには、いろいろな事情や理由があるようなのだが、そういったインタビューを引き出した、永沢光雄氏の仕事ぶりには、ただの風俗ライター(ただの、というのが何を差しているのかはおいといて)にはないものを(僣越ながら)感じていた。
すごいのは、咽頭ガンで声を出せなくなってからも、インタビュアーの仕事を続けていたことだ。
この本以外にもいい仕事(僣越だがこういわせていただく)はあるが、世間的には、おそらくこの本で注目されたのだろう。
いい仕事をするすばらしい書き手を失った。山際淳司氏がなくなったときと同じような気持ちになっている。
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