ISBN:4750001562 単行本 大高 宏雄 B!インターナショナルブックス 2003/06 ¥1,365

どうせこんな本、一回しか読まないし、金払って買うのも癪だ、と思って図書館で借りようと思っていたら、図書館にない。

ま、いいか、そのうち別の自治体の図書館に行って・・・と思っていたら、たまたま入ったブックオフにあった・・・・・
買うのも癪だ、と思いながらも最近懐が妙に暖かいような気がするので、買ってしまった。
ブックオフというのは売りに行くところで買うところではないんだが、まぁたまにはよかろう。

感想。
よし、これで俺も映画業界の風雲児ギャガのことも映画業界のことも映画ビジネスのことも全部わかった、といいたいが、この本が出た後、ギャガは有線の子会社になった・・・・・
結局、ギャガのビジネスモデルは破綻したんだな。上場(店頭公開)はしたものの、毎期の決算は、いつも黒字予想で、結果は赤字決算。とうとう立ち行かなくなって、有線へ第三者割当増資をして子会社になった、と。社長だった藤村氏は平取締役に。多額の資金を提供したナムコの中村雅哉は大損した、と。
ということで、この本は映画業界の有名記者がギャガという会社を褒めたたえる提灯本だったわけだが、今となってはただの祭りの後。あの素晴らしいお城は、実は書き割りだったのね、というような話。
まぁギャガはどうでもいいけど、恥をかいたのは著者だろうなぁ。世間的には業界の風雲児、映画業界のなかでは異質なエイリアン的存在だった会社を褒めたたえたはずなのに、経営が立ち行かなくなった挙げ句にあっさりと有線の子会社になってしまっては・・

映画業界に入るのはやめとこう。

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索