銀座並木座―日本映画とともに歩んだ四十五年
2006年3月5日 読んだ本 コメント (2)
ISBN:4886299628 単行本 嵩元 友子 鳥影社 2006/01 ¥1,890
文句一。ちょっと高い。買うには金が惜しいので図書館で借りた。
文句二。著者の年齢がわからないので、どういう経緯でこの本を書いているのか、がよく分からない。ついでにいうと著者近影が気取りすぎ。たかだか専修大学卒業のクセにえらそうだ。
文句三。「ヤクザ映画とロマンポルノ」「暴力とセックスを売り物にした作品」などという書き方をしていて、まるで東映実録任侠ものと日活ロマンポルノは銀座並木座のような名画座でかける映画ではないような書きぶりが気に入らない。
小津と成瀬だけが名画じゃないぞ。
おほめの言葉一。上映作品リストは充実している。とりあえず、量はある。全280ページのうち、95ページくらいが上映リスト。これを見ると、俺があの映画を見たのはいつだったか、がわかる。ただし、正確かどうかまでは知らん。朝日新聞の縮刷版で調べたというから、まぁ正確なんだろう。
思えば東京から、いや日本から名画座が減って久しい。絶滅寸前だ。文芸坐も、名画座というよりは二番館としての上映が多い。今の日本で名画座たりえているのは、フィルムセンターだけではないかという気がする。
文句一。ちょっと高い。買うには金が惜しいので図書館で借りた。
文句二。著者の年齢がわからないので、どういう経緯でこの本を書いているのか、がよく分からない。ついでにいうと著者近影が気取りすぎ。たかだか専修大学卒業のクセにえらそうだ。
文句三。「ヤクザ映画とロマンポルノ」「暴力とセックスを売り物にした作品」などという書き方をしていて、まるで東映実録任侠ものと日活ロマンポルノは銀座並木座のような名画座でかける映画ではないような書きぶりが気に入らない。
小津と成瀬だけが名画じゃないぞ。
おほめの言葉一。上映作品リストは充実している。とりあえず、量はある。全280ページのうち、95ページくらいが上映リスト。これを見ると、俺があの映画を見たのはいつだったか、がわかる。ただし、正確かどうかまでは知らん。朝日新聞の縮刷版で調べたというから、まぁ正確なんだろう。
思えば東京から、いや日本から名画座が減って久しい。絶滅寸前だ。文芸坐も、名画座というよりは二番館としての上映が多い。今の日本で名画座たりえているのは、フィルムセンターだけではないかという気がする。
コメント
並木座でもロマンポルノや実録物の傑作はよくかかっていましたよね!
この本書いた人は、世間一般で高く評価されているのだけが映画で、それ以外のジャンルのプログラムピクチャーには映画として評価するにはあたらず、名画はないらしいですね。
三島由紀夫が激賞した「博打打ち 総長賭博」とか、神代辰巳の撮った「女地獄森は濡れた」とかを見ても、この馬鹿には理解できないんでしょう。
映画について書いたのではなく、映画館について書いたのだから、映画を理解できてなくてもしょうがないんでしょうね。