平山吏は、ひらやま のりお と読む。
福島県の 県立磐城高校と言うところを卒業したらしい。本人曰く、ラグビーでインターハイに出たと言うが、団体競技だから本人の力だけではないし、そもそもレギュラーだったのかどうか。
二浪していたせいか、入学早々態度がでかく、欠けた前歯の隙間からタバコの紫煙を吐き出していた。
コイツは人間のクズで、働かなくて金がないくせに酒を飲みたがり、しょっちゅう目につく人から金を借りていた。この場合「借りていた」というのは「寸借詐欺」と同意語である。
「●●君、金貸さない?8千円でいいよ。奨学金が入ったら返すから。」のように、1万円に満たない金額をあちこちから借り、奨学金が入ると「××君、飲みに行こうよ、奨学金が入ったから」
もちろん、●●君に金が戻ることはない。
そんなことをしていたものだから同級生やサークルの人たちから信頼を失う。
一年経つと相手にしてくれる人(=金を恵んでくれる人)がいなくなるものだから、毎年つきあう人間、グループが変わっていく。
働けばいいのに、働かない。バイトのヒトツもすればいいのに、と世間知らずで純朴だった私は思うのだが、コイツが言うには、「ハンバーガーショップでバイトなんかするとな、時給550円で年下の店長に命令されるんだ」とか言う。
ハンバーガーでもスーパーでもコンビニでもガソリンスタンドでもバイトすれば、少額でも安定したバイト料が入り、多少は安定すると思うのだが、彼のアタマでは違うらしい。
閑話休題。
その大学の先輩で、誰もが公認のカップルがいた。同学年で同じ学部の同じ学科、同じサークルで同じ党派性で、いつも一緒にいたのだが、このラブラブカップルが別れたという衝撃のニュースが学内を駆けめぐった(おおげさ)。
すると、別れた女性と、この人間のクズ 平山吏(ひらやまのりお)がくっつくという意外な展開をみる。しかも女性のお腹には厳粛なる事実(って古いな、園田天光光か)、要は妊娠したのだった。
学内の狭いサークル近辺の話である、二人を知る人は驚天動地、どうすんだ一体と騒ぎになったが、二人が結婚するというのだから止めることはできない。
やりましたよ、学内の施設借りてささやかながらお祝いの会を。
女性の方は父親はすでに亡くなっていたと思う、母親が大分(だっけ)から出てきて、皆さんにお礼を言うけど、参加者一同は「どうなのかなぁ、大丈夫かなぁ」と思っていた。
あにはからんや、この人間のクズ 平山吏(のりお)は、奥さんが大きなお腹かかえているのにマタニティドレス一枚買ってやることなく、相変わらず働かず毎日のように学内のサークルボックス棟や生協食堂を徘徊していた。していることと言ったら、ただの駄話を知り合いと繰り広げるばかりである。
奥さんが懇願したのだろうか、某政治団体関連の印刷会社に就職、と思ったらアルバイトで、それもあまり真面目に行っていなかったようだ。
そんなこんなで十月十日が経ち、無事生まれた男児には「真理(しんり)」という、本人曰く哲学的な名前をつけたのだが、生まれてもやっぱり働かず、ミルク代にも事欠くありさま。
愛想をつかした奥さんは大分(多分)に帰ったときく。あ、ということは大学も辞めたのか。まぁ赤子かかえて勉学どころではない。
働かないのか働けないのか、とにかく人間のクズの平山吏(のりお)は、当時出入りしていたサークルの活動費を持ち出し(窃盗)、しかし当時すでに高学年だったコイツに意見したり厳しい処分を言い渡せる下級生はおらず、穏便に済まされてしまった。
ラブラブカップルだった片方の男の方は、この女性と別れたあと、隣の学部の後輩の女の子と結婚した。接点がどこにあったのか、今思えば不思議。
女性よりもこの男の方が結婚が早かったのではないだろうか。
だから、女性はあてつけであんなロクデナシと無理やりできちゃった結婚したのかと。
その後、その男性は、ある年の瀬、職場の忘年会の帰りにホームから転落して亡くなった。どういうことだったのかよく分からないのだが、事故の後、しばらくは生きていたのだが結局駄目だったというようなことだった。
大晦日が葬式だった。
喪主は奥さん、二人の間には、女の子二人が生まれていた。
葬式の間、この子たちはおとなしくしていたのだが、父親が亡くなったことがわかっていたのだろうか・・・
しかしその後、遺族年金で生活はでき、向学心に燃えた奥さんは翻訳学校行ってたとも聞くが、さてまたその後はどうしているのか・・・
そんなろくでなしの平山吏(のりお)、ふと思い立ってネット検索してみたら、新宿ゴールデン街に出入りしていたらしく、客で作ったラグビーチームに参加していた。
久し振りに再度検索してみたら、なんか変なところにもぐり込んでいたことがあるようだ。最近のネット検索はpdfファイル上の文字まで検索してくるから素晴らしい。
今はどこでどうしているのか知らないが、コイツにはとにかく散々迷惑かけられたので、もう私の前には二度と現れないでもらいたい。
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福島県の 県立磐城高校と言うところを卒業したらしい。本人曰く、ラグビーでインターハイに出たと言うが、団体競技だから本人の力だけではないし、そもそもレギュラーだったのかどうか。
二浪していたせいか、入学早々態度がでかく、欠けた前歯の隙間からタバコの紫煙を吐き出していた。
コイツは人間のクズで、働かなくて金がないくせに酒を飲みたがり、しょっちゅう目につく人から金を借りていた。この場合「借りていた」というのは「寸借詐欺」と同意語である。
「●●君、金貸さない?8千円でいいよ。奨学金が入ったら返すから。」のように、1万円に満たない金額をあちこちから借り、奨学金が入ると「××君、飲みに行こうよ、奨学金が入ったから」
もちろん、●●君に金が戻ることはない。
そんなことをしていたものだから同級生やサークルの人たちから信頼を失う。
一年経つと相手にしてくれる人(=金を恵んでくれる人)がいなくなるものだから、毎年つきあう人間、グループが変わっていく。
働けばいいのに、働かない。バイトのヒトツもすればいいのに、と世間知らずで純朴だった私は思うのだが、コイツが言うには、「ハンバーガーショップでバイトなんかするとな、時給550円で年下の店長に命令されるんだ」とか言う。
ハンバーガーでもスーパーでもコンビニでもガソリンスタンドでもバイトすれば、少額でも安定したバイト料が入り、多少は安定すると思うのだが、彼のアタマでは違うらしい。
閑話休題。
その大学の先輩で、誰もが公認のカップルがいた。同学年で同じ学部の同じ学科、同じサークルで同じ党派性で、いつも一緒にいたのだが、このラブラブカップルが別れたという衝撃のニュースが学内を駆けめぐった(おおげさ)。
すると、別れた女性と、この人間のクズ 平山吏(ひらやまのりお)がくっつくという意外な展開をみる。しかも女性のお腹には厳粛なる事実(って古いな、園田天光光か)、要は妊娠したのだった。
学内の狭いサークル近辺の話である、二人を知る人は驚天動地、どうすんだ一体と騒ぎになったが、二人が結婚するというのだから止めることはできない。
やりましたよ、学内の施設借りてささやかながらお祝いの会を。
女性の方は父親はすでに亡くなっていたと思う、母親が大分(だっけ)から出てきて、皆さんにお礼を言うけど、参加者一同は「どうなのかなぁ、大丈夫かなぁ」と思っていた。
あにはからんや、この人間のクズ 平山吏(のりお)は、奥さんが大きなお腹かかえているのにマタニティドレス一枚買ってやることなく、相変わらず働かず毎日のように学内のサークルボックス棟や生協食堂を徘徊していた。していることと言ったら、ただの駄話を知り合いと繰り広げるばかりである。
奥さんが懇願したのだろうか、某政治団体関連の印刷会社に就職、と思ったらアルバイトで、それもあまり真面目に行っていなかったようだ。
そんなこんなで十月十日が経ち、無事生まれた男児には「真理(しんり)」という、本人曰く哲学的な名前をつけたのだが、生まれてもやっぱり働かず、ミルク代にも事欠くありさま。
愛想をつかした奥さんは大分(多分)に帰ったときく。あ、ということは大学も辞めたのか。まぁ赤子かかえて勉学どころではない。
働かないのか働けないのか、とにかく人間のクズの平山吏(のりお)は、当時出入りしていたサークルの活動費を持ち出し(窃盗)、しかし当時すでに高学年だったコイツに意見したり厳しい処分を言い渡せる下級生はおらず、穏便に済まされてしまった。
ラブラブカップルだった片方の男の方は、この女性と別れたあと、隣の学部の後輩の女の子と結婚した。接点がどこにあったのか、今思えば不思議。
女性よりもこの男の方が結婚が早かったのではないだろうか。
だから、女性はあてつけであんなロクデナシと無理やりできちゃった結婚したのかと。
その後、その男性は、ある年の瀬、職場の忘年会の帰りにホームから転落して亡くなった。どういうことだったのかよく分からないのだが、事故の後、しばらくは生きていたのだが結局駄目だったというようなことだった。
大晦日が葬式だった。
喪主は奥さん、二人の間には、女の子二人が生まれていた。
葬式の間、この子たちはおとなしくしていたのだが、父親が亡くなったことがわかっていたのだろうか・・・
しかしその後、遺族年金で生活はでき、向学心に燃えた奥さんは翻訳学校行ってたとも聞くが、さてまたその後はどうしているのか・・・
そんなろくでなしの平山吏(のりお)、ふと思い立ってネット検索してみたら、新宿ゴールデン街に出入りしていたらしく、客で作ったラグビーチームに参加していた。
久し振りに再度検索してみたら、なんか変なところにもぐり込んでいたことがあるようだ。最近のネット検索はpdfファイル上の文字まで検索してくるから素晴らしい。
今はどこでどうしているのか知らないが、コイツにはとにかく散々迷惑かけられたので、もう私の前には二度と現れないでもらいたい。
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コメント
ラブラブカップルだった片方の男の方です。
共通の知り合い、というのは、私とその男の人との共通の知り合い、という意味でした。
・・・・直しますか・・・