近所、でもないが、障害のある人の作業所があって、そこで作ったものを近所、でもないが村の公民館に売りに来る。

毎回行けるわけではないが、たまに行商のついでに寄ることがあれば買って帰る。クッキー、パウンドケーキ。


金庫を作っている、クマヒラという会社がありまして、そこが年に一度「抜萃(ばっすい)のつづり」という冊子を出している。

それに数年前だと思うが掲載されていた話。
施設育ちで苦労して、中学を出て就職して結婚したものの夫が早世し、小さな子どもを三人抱えて道端でリヤカー引いてネクタイ売りをしていたところ、立派な身なりの紳士がネクタイを二本買っていったという。そんなひとがするような立派なネクタイではない。安物のネクタイである。その紳士は何もいわず、釣り銭ももらわずに去っていったという。

この女性は、親のいない子のための施設が経営難と知ると、それから毎月5千円を35年間の長きに渡り匿名で送り続けたという。

とかくギスギスした世の中であるが、こういうことは忘れずにいたいと思う。

先日読んだ、盲導犬協会(だったかな)の会報には、「給料の1%を寄付しよう」という話が出ていた。いやこれ、私も前から考えていたんだが、先を越されたな。

そんなわけで私は明日は多分、BIG ISSUE (http://www.bigissue.jp/ )を買うと思う。

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