佐野元春『Film No Damage』 公式サイトより

http://www.livespire.jp/movie/motoharusano.html

 
本作はまだMTVもミュージック・クリップも殆ど無かった時代の1983年に制作された、日本初とも言える本格的ロック・ドキュメンタリー・フィルムだ。
撮影監督は井出情児。彼は日本におけるロック・ドキュメンタリー映像作家の第一人者でありパイオニアと言える人物。そして佐野元春は、自身のドキュメントを撮影して欲しいと自ら井出情児に依頼し、本作は完成した。
1983年当時、佐野元春は27歳。彼はその活動ベースを日本からアメリカへ移そうと考えていた。自分のキャリアもそう長くは続かないであろうと感じていた彼は、デビューから3年間のライヴを映像として記録しようと思い立った。そして多感な時期に見て感動したザ・ビートルズの『レット・イット・ビー』、『ウッドストック』、ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』を自らの基準として、ドキュメンタリーとエンターテインメント性の両方を兼ね備えた作品を制作したいと考えた。
本作がMTV以前に作られていたという意義はとても大きい。しかもレコード会社や映画関係者からではなく、ミュージシャンである佐野元春本人からのアイディアであったことは、注目に値する事実だ。彼はそれまでに無かった日本語とビートとの新しい表現を提案し、その斬新なビート、言葉、ヴォーカル・スタイルで、日本のロック・シーンに革新をもたらした。
「つまらない大人にはなりたくない」(ガラスのジェネレーション/1980年)
既成の体制や大人たちへの抵抗、新しい価値を生むための若いエネルギー…それらは佐野元春の歌詞の一節、このテーゼに見事に全てが集約されている。
1983年、中野サンプラザでのライヴがフィルムに記録された。佐野元春、1980年代初期の姿を映した奇跡のドキュメンタリー、それが『Film No Damage』だ。街に暮らすティーンエイジャーたちの夢と挫折、経験とイノセンス、熱狂と焦燥。その全てがここにある。
本作は1983年に公開された。16mmフィルムで撮影されたものを、今回、完全デジタル・リマスター化し、5.1chサラウンド・システムによって当時の感動と興奮をさらに磨きをかけて再現。当時の佐野元春を知る世代だけではなく、新しい世代にも伝わる青春の普遍性を感じさせるものだ。まさにレジェンドと呼ばれるに相応しい輝きを放っている。
 

さらにはmoviewalkerから。
http://movie.walkerplus.com/mv53888/

若い頃、いくつかのロック・ドキュメンタリーに感動した佐野元春だったが、27歳当時の1983 年、日本にはエンターテインメント性を兼ね備えたドキュメンタリー作品が少ないと感じていた。その活動のベースを日本からアメリカへ移そうと考えていた彼は、自分のキャリアもそう長くは続かないだろうと考え、デビューから3 年間のライヴを映像に記録することを思い立つ。こうしてスタートしたのが、『Film No Damage』プロジェクトだった。本作は、佐野元春、1980年代初期の姿を映した奇跡のドキュメンタリーである。街に暮らすティーンエイジャーたちの夢と挫折、経験とイノセンス、熱狂と焦燥。その全てがここにある。この作品は、1983 年に16mmフィルムで撮影され、同年7 月18 日の中野サンプラザホールを皮切りに全国で劇場公開。その一部は、84 年12 月1 日にリリースされた映像作品『Truth’80 ‐‘84』等に収められたものの、上映終了後にマスターが所在不明となり、長らく全編の再上映や製品化が行なわれることはなかった。そのためファンの間では“幻のフィルム”として知られていたが、2012 年に倉庫から奇跡的にマスターが発見され、初上映からちょうど30 周年の節目を迎える2013 年9 月に、5.1ch デジタル・リマスター版に生まれ変わって待望の劇場公開が実現した。なお今回のデジタル・マスタリングにあたって、監修を務めたのは当時、アルバム『SOMEDAY』のレコーディングに関わった坂元達也。本作は、当時の佐野元春を知る世代だけではなく、新しい世代にも伝わる青春の普遍性を感じさせるもの。レジェンドと呼ばれるに相応しい輝きを放っている。


今はもうすっかりオッサンになってしまったワタシも(まったく自覚ないのが困ったもんだが)、若い頃は佐野元春のファンだった。

こんなのを映画館でやると聞いて、ぴあで前売り券買って観に行く。

佐野、若いなぁ。27歳のときのコンサートツアーらしい。痩せてるし、とんがってる。かっこいい。客席は女性が殆どのよう。そうだったのか?男のファンが多いような気がしたが。でもまぁ佐野のコンサートに【一人で】行くことはもう多分ないだろうなぁ。山下達郎は年齢層高いから安心して行けるんだけど。

最近の映画館はデジタル化したとかで、映画以外の映像を上映することが多い。古くはシネマ歌舞伎、そしてシネマ落語、サッカーやお笑い、コンサートのパブリックビューイングなどなど。ギョーカイ用語でODS(other digital stuff)というそうですが。

これもその一環ということなんだろう。マスターが奇跡的に発見されたから、なんだろうけど、しかし、70分くらいのコンサートフィルムを2,000円取って映画館でやる意味はあったんだろうか。DVD(Blu-ray)ソフト発売に向けての箔つけという気がしないでもない。
要は、高い、と言いたいのだ。または割高。

立川にシネマ・ツーという映画館があって、ここの音響が大変良いらしいのだが、立川はあまりにも遠い。今度機会があったら、と言いたいが、きっと機会はないだろう。自分で作らないとね。

なんか長いこと「メンテナンス中」になってて、再開するのか心配したり、超バージョンアップしてもっと機能豊富になるのかと期待していたが、ただの不調でしたね。残念。

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