どっかで話題になり、著者がテレビで「こんまりでーす」とか言ってて、なんだこのバカ女、アイドルにでもなっているつもりか、とか画面に向かって罵倒していたり、新聞で「100万部突破」とか広告打っていたのが多分1年くらい前。
その頃に図書館で予約したら500人以上待っていて、先日やっと手元に回ってくる。


もっと早く読めば良かった。

今年のベストセラーの一冊に数えられているらしいが、ジャンルが「技術・工学」とかなんとか。さもありなん。片づけについて大変分かりやすい。
そう、人生は片づけのためにあるのではないので、「1日15分どこかを片づけよう」とかそういうことばかり考えている人生はとてもつまらないものである。

そうじゃなくて、一気に短期に片づけて、リバウンドしないという片づけ方法を指南する。

今までの片づけ法や、収納術を真向から覆す、革命的な考え方・・・かな?

自分で片づけしていたときに、長年同じところに起きっぱなしになっているものを、とにかくちょっとでも動かせば風(空気)が通ってなんか変わるというか、片づけることができる、と思っていたけれど、同じ様なことも書かれている。

ま、そんなことはどうでもいいのだが。
片づける順番は、衣類、本棚、書類、小物、思い出の品の順番だとか。
で、衣類は一カ所に全部出してから、心がときめくかどうかで判断して処分するか否かを決める。

収納の本が沢山出ていたりするけど、そういうのは問題の本質的な解決にはならない。
そう、物があふれてきたから収納用具買って納めてみても、キレイになった気はしないんだよなぁ。

いや、そんな要約を書いてもしょうがないのだが、まぁとにかく参考になった。

こういう、心がときめくか否か、というのは、読む前はなんかスピリチュアルなのかなぁと思っていたけど、むしろスター・ウォーズのforceだね。

この人も、「捨てる技術」を読んでいるのと、野口悠紀雄が「超・整理術」で開陳した「ポケット一カ所原則」を援用している。うん、この二つは基本。

このやり方だと、三歳児でも自主的に整理整頓ができるようになりますよ。


人生がときめく片づけの魔法

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コメント

劣化うらん弾
2012年12月12日5:44

「心がときめくかどうかで判断」
これは物だけでなく者にも適用できる判断基準ですね。

ああ、私もやりますよ。
今日ではなく明日から。
もしくは明後日から。

とりあえずゴミ袋を買って来るワン。

redeye-yan
2012年12月12日22:52

野口悠紀雄さんの「超・整理術」は気になるホンのひとつ
なのですが、おすすめ度高いですか?読んでみようかな・・。

権之助
2012年12月12日23:51

物はいくらでも自分の判断で処分できるけど、者は色々としがらみがあったり、オトナの対応をしないといけないから面倒ですよね。ワタシにはムリです。
この本だと、物を片づければ人生が変わる人も沢山いるみたいです。

ゴミ袋はとりあえず45ℓを100枚くらい買っとくといいみたいですよ。

権之助
2012年12月13日0:09

redene-yanさん

なにしろ初版が1993年と、Windows95発売前なので、今となっては古い内容も多いです。著者は持ち歩ける情報端末を欲していますが、今やスマートフォンがあるし。ただ、時間軸整理法やポケット一つ原則、押し出しファイリングなどは、整理法の基本だと思います。
考え方を学ぶには、お勧めです。

シゲ
2012年12月21日15:40

この本、引越の時に読みました。ベストタイミングで読んだ感じ。ドドドドドドーっと、一気に捨てました。
でも、まだたくさん捨てそびれたものが残ってます。で、それがけっこう大変。
また「心がときめくかどうか」で判定しなければ。
でも、自分のときめきを感じるってこと自体、けっこうパワーが必要なんですよね。あー、やれやれ。

権之助
2012年12月24日0:43

シゲさん
捨てられましたか。羨ましいです。
ワタシもまずは衣類の処分からと思うんですが、とにかく部屋がド汚くてどうしようもないです・・・

シゲ
2012年12月25日17:28

衣類は簡単とこの本には書かれていましたが、その衣類の廃棄は嫁がやってくれました。私は「いる」「いらん」とか言っただけです。いや、それどころか「いるの? これ。袖ボロボロやで。襟元焼けてるし。着られへんやん。」とか容赦なくやってくれました。
ユニクロだと、店舗に持って行くと再利用してくれるらしいので、それもやりました。
本棚は、まず「読んだ本」だけを、時系列で並べて、その中から不要と思われる本をチョイス。中をパラパラ見て、書き込みがあったら、抜き書きするか、写真に撮るという事をします。捨てる本は10冊くらいまとめて年に何度か捨てるようにしてます。その時に背表紙だけは撮影します。(こうしないと、前に買った本をまた買う可能性があります。いや、覚えてたりはしないんですけど、気持ちの整理のためです。)
年数十冊買うので、数十冊は捨てるというサイクルにしてますが、なかなか減らない感じですねぇ。やっぱりゆっくり増えてると思う。
特定ジャンルの本がたまってきたら、そのジャンルを、これまた一つの箱にまとめまして、順位付けします。「宗教」とか「科学技術」とか「販促」とか「脳」とか「広告」とか「自転車」とかいろいろありますが、そのジャンル内でワーストになっている本は捨てます。できるだけひとつの箱(PLUSのダンボックスとかです。B5サイズに入れてます。)に収まるようにして、はみ出す場合は捨てるタイミングであると。とりあえずは、こういう仕組みを作っております。
書類はずっと角二封筒で管理してますが、年に2回くらいは古い封筒を捨ててはいます。全然減らないけど。これ、難しいなぁ。うーん。書籍と同じように日付で並べて不要分を取り除き、その後、ジャンル別に分類して勝ち抜きシステムで圧縮する、というのがやっぱり良いかも、とかは思ってます。(思ってるだけ。全然やってない。)
なんか、こういう「継続する整理ルール」みたいなのを決めないと無理ですよね。根本的に。「ときめくかどうか」だけではうまく行かないと僕は思ってます。
いや、基本は「ときめき」だけで良いのでしょうけど。
(多分「ときめき」で行くと、ある時ダンボックスそのものを廃棄する時が来ると思う。)
まぁ、そんな事で。
捨てるのはむずかしいですよね。やっぱり。

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