不動産への総量規制が施行されてバブルが崩壊し、7年後には13あった都銀が4つに集約された。
それにならって、2011年7月の地上デジタル化のあと7年で、これまで倒産したことのなかったテレビ局から倒産する局が出て、県別に存在する局も合併が進む、と喝破する。

本当かなぁと思うが、何千億円もの巨額の売り上げの9割以上は広告料である。もう一回言いますけど、テレビ局はその収入の9割以上を広告収入に頼っているという、きわめて脆弱な収入基盤の上に成り立っている。
なんでそんなことが可能かというと、面白い番組を作れば視聴率が上がり、それを目当てに広告を出すということだったわけだが、インターネットが爆発的に広がって、広告もそちらに移りだし、才能あるナウなヤングは徒弟制度もないうえに薄給で休みが少なく長時間労働の制作プロダクションよりもおしゃれなオフィスで働くインターネット企業を志向するようになり(サイバーエージェントとかな。ケッ。)、優秀な人材が集まるとは限らなくなっている。

映画とかテレビショッピングとか局舎周辺でのイベントとか、放送外収入に活路を見いだそうとしているが、5億売り上げがあったところで、3,500億の広告収入の前には微々たるもの。

10億かけて映画を作り、30億興行収入が上がったところで(ちなみに今年大ヒットのテルマエ・ロマエでも50億超)、半分は劇場が持っていき、残りの額を製作委員会に出資した10社(たとえば)で配分すると1億5千万で、実質5千万の利益。おっと、宣伝費などを引くから、たとえば2億かかったとすると13億を10社でわけて1億3千万で、利益は3千万。ほんとうはもっとすくないはずだが、まぁそんなことはおいといて。

そういや、フジの月9も、トレンディドラマ花盛りだったころは面白かったけど、最近はぱっとしないなぁ。それに他局も職業ドラマが増えてて、あんまり夢がないよな。

youtubeは面白いかもしれないけど、それで番組作って一丁上がりって、志が低すぎませんか、素人の映像でプロ(のはず)が番組作っているんだから。制作費は安上がり、ネタは向こうから無尽蔵にやってくるから楽なんだろうな。


テレビは余命7年

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コメント

yasai
2012年11月30日10:03

ありがとうございます

権之助
2012年12月1日0:44

何かのお役に立ちましたでしょうか。

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