前のエントリで、城繁幸氏(http://blog.goo.ne.jp/jyoshige)が国交一般労組の中の人が書いているブログ「すくらむ」の「国家公務員は民間より給与が低い上に一人当たりの仕事の負荷が世界で最も大きい」というエントリ(http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-10896549286.html)に異論を唱えた話を書きましたが、すくらむってのは国交一般労組のブログで、この論戦に、「小さな政府を語ろう」(http://blog.livedoor.jp/clj2010/)を書いている人が参戦して盛り上がったのだった。

で、城氏の問題提起に脊髄反射した国交一般をさらにおちょくる城繁幸氏。
「訂正:公務員は別に流動化しなくてもいいです」
http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/e3ad8b0a11acf9c195d542929f8b86d0

そして、この動きをJCASTニュースが取り上げた。なんと、というか、やはり、というか、国交一般労組は、情報を故意に操作して、公務員の給料が安いという結論ありきの文章を書いていたことを暴いた。

「国家公務員は民間より給与低い」 労働組合ブログが怪しい主張
http://www.j-cast.com/2011/05/23096314.html

そうそう、ラスパイレス指数というのがあった。昔々、産経新聞がサンケイ新聞だったころ、視聴率最下位のフジテレビでしょっちゅう「こんな豪華な市庁舎が必要でしょうか?」とか、公務員攻撃のキャンペーン張るときに使ってた。
で、JCASTニュースによると、「すくらむ」が取り上げた数字の根拠のほんの数ページ前にラスパイレス指数の記載があったとか。

で、この件を指摘されると、「すくらむ」は、「国交一般労組全体の意見ではなく、ブログを書いている執行委員個人の意見」といって逃げた。

公務員ってこういうところがやっぱりダメなんだなぁと思う。城氏の主張を曲解する、反論していても正確な反論ではない。

城氏は、こんなことも言って、国交一般労組をさらにあざけ笑っている。

先日のエントリですが、どうも、普段僕が接している良識ある市民の皆さん
(民間企業の第一線で活躍するビジネスマン)と比べるとだいぶ感覚的にずれている方
がおられるようで、一部誤解を招いたかもしれないので、もう少し簡単に書き下して
おこうと思います。


つまり、公務員、というか国交一般労組の中の人は、良識ある市民のみなさんとはかけ離れた感覚の持ち主で、自分のいうことがわからないようなので、もう一度バカな公務員のみなさんでもわかるように言いなおして上げましょうと言っている。

城氏が5月22日に書いたエントリに対して、国交一般労組は次のようなエントリを書いている。

「国家公務員給与カットは民間給与カットの連鎖へ-公務員バッシングのツケは結局国民が負うことになる」
http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-10900903333.html

ラスパイレス指数に触れていないことを指摘されたので、あわててラスパイレス指数について触れているが、詳細は人事院に振るなど、なんかまるで普段の俺みたいな雑な仕事ぶり。

そして極めつけは、次のセリフ。

※このすくらむブログは、国公一般の正式見解を発表しているところではなく、国公一般の執行委員がそれぞれの考えを自由に発信している場ですので御了承ください)


やっぱり公務員はバカだ。というか、この期に及んで自分の書いた文章の責任逃れかよ。表題の「すくらむ」の下に、

「国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。」


と書いてあるのはどういうことだ。個人の意見開陳の場か?
こういう風に、なんか面倒なことになってきたら責任取らずに言い逃れする姿勢が、今回の原発事故での発表の遅れや事実隠しにつながっていると思うのは私だけだろうか。

って、なんでわたしはこんな論争に興味を持っているのでしょうか?

123009

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